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漁協女性部に育てられた黒潮一番館

皆様お馴染み、カツオのタタキ作り体験は、年々リピーターも増え、今となっては、全国からお客様がいらしてくれるようになりました。
タタキ作り体験のみならず、とれたてのカツオや地元食材を使った漁家レストランも併設している黒潮一番館です。

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カツオのタタキ作り体験は、人情あふれる土佐佐賀の漁協女性部が集まり、平成11年に予算200万円のモニターツアーから始まりました。

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そこには3つの柱が軸にありました。
1.漁師さんが命がけで1本1本釣った魚(カツオ)に付加価値を付ける。
2.漁師町の食文化を現代人に伝える。
3.地域の人や外部の人など、人と人との触れ合いを持ちたい。

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広場でテントをはって150人位のお客様を迎えたのが、初めてのカツオのタタキ作り体験です。
まな板や皿などの必要な道具は、全て近所の人に借りスタートしました。
地域の絆が強い、高知県黒潮町佐賀の人々です。

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建物が無いので、3年間は、テントでタタキ作り体験を続け、その成果を町長などに認められ、平成15年10月末に、カツオふれあいセンター黒潮一番館が設立されました。

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カツオのタタキ作り体験では、2時間の触れ合いで、地域の人達と親密なコミュニケーションをとれます。

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たくましい漁協女性部は、地元のお祭りにも貢献しています。
地域に若い人がいないので、おじさん、おばさんパワーは誰にも負けません。
地元のお祭りは補助金無しで実行し、みんな誇りをもって、気合いで頑張っています。

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今の子供達の教育には、おばちゃん達の素朴な触れ合いが必要だと思い、漁家民泊をスタートした人もいます。
高知県の土佐佐賀には「何も無いところに宝がある」と、おばさん達は言っていました。

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お客様に喜ばれる漁家レストランの黒潮一番館では、市場に水揚げされた魚を活用し、漁師町ならではの新鮮な魚を提供しています。

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黒潮一番館と高知大学が関係しているカツオ学会もあります。
日本カツオ学会 → http://www.katsuo-gakkai.jp/

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黒潮一番館の庭には、高知県のヤマモモの木もあります。

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土佐佐賀の周辺観光は、こちらをチェックしてくださいね。→ http://sagataikan.jp/
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漁家民泊と体験学習

毎年いらしてくれる神奈川学園さんが、中学3年生のフィールドワークで、高知県西部の幡多エリアを体感してくれました。
四万十川の生き物探しや、川漁師による伝統漁法、森林の木工クラフトなど学んだ後、黒潮一番館のカツオのタタキ作り体験にもいらしてくれました。

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今回は、漁家民泊に宿泊してくれるので、民泊受入先のお母さんもカツオのタタキ作りの指導員になっています。

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雨が降っていましたが、カツオのタタキ作り体験は、屋根のついた広場でできるので問題ありませんでした。

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カツオのタタキも完成し、お食事のセッティングもできました。
お食事の後は、カツオのタタキにふっている天日塩を製造しているソルトビーさんへ、塩作り体験に出かけられました。

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今夜は、漁家民泊に宿泊体験です。
40名の生徒さんが、10件の漁家民泊先にわかれて宿泊します。
10件の民泊先は、歩いていける距離のご近所さんなので安心です。
各民泊先で、それぞれ違うおもてなしをしました。

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漁家民泊では、夕ご飯もみんなで一緒に作り、ホームステイをしているような感じです。
地元ならではの食材や調理法も教えてもらい、漁師町での色々なお話が聞けます。
今では全国からお客様のくる、カツオのタタキ作り体験と漁家民泊ですが、海生丸の奥さんが発起人です。
元高知県の橋本知事のプランに採択され、テントでタタキ作り体験を始め、苦労しながら徐々に発展させて黒潮一番館の施設を建設してもらいました。

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海生丸さん宅の夕食は、自家菜園の野菜を使用したサラダと新鮮なカツオのカルパッチョ、カツオコロッケ、海の岩場でとってきた海草のお吸い物、柚子風味のお寿司など盛沢山でした。
生徒さん達は、自分達の作った美味しい料理はもちろん、このコタツにも感動していました。

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別室には、きちんとお茶の用意がされていました。
都会から来ている生徒さん達には、大きな障子も珍しかったようです。

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漁師さんの家には、色んな神様が祀られていて、自宅でも漁のお祈りができます。
広々とした和室で、のんびりでき、カツオの一本釣りDVDも見せてもらえます。

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今回は、スペシャルゲストのお嫁さんが、漁家民泊へ貝がらクラフトを教えにきてくれました。
海生丸さんのお嫁さんは、遊海さんで、貝がらクラフト体験の講師をしています。
遊海 → http://www4.ocn.ne.jp/~yu-mi/

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綺麗な貝がらや砂で、各自、アート作品を作っています。
数字で四万十と表現したり、ヤドカリをデコレーションしてみたりとユニークな発想です。
貝がらで亀と花を作ったハワイアン風な作品や、四万十と黒潮の文字を作品にしている生徒さんもいました。

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こちらの生徒さんは、リトルマーメード風な作品にビーズで四万十とかいています。
みんな喜んでいて、自分達が民泊で体験したことを、他のグループに自慢したいと言っていました。
他の民泊の生徒さんも、それぞれ楽しい体験をしたらしく、海辺へ散歩に行ったグループは、寒くても、魅力的な海の中に足をつけ、夢中になって遊び、砂だらけで民泊へ帰ったそうです。
もっと長い間ここに滞在したいらしく、「こんなに実家のことを思い出さないのは初めて。」とか「ただの学校の友達じゃなくて家族みたい。」など仲間と仲良さそうにおしゃべりをしていました。
翌日は、黒潮一番館に全員集合して、マキと釜で鯛飯を炊いたそうです。
高知県幡多郡でのフィールドワークは、振り返って思い出すことができないくらい、一瞬一瞬の体験が充実しているようでした。
最後は、みんな涙のお別れだったそうです。

カツオ漁船の出航シーズン

1月19日に、今年の第一陣の船が出航し、その後、続々とカツオ漁船が出航していきました。
カツオ一本釣りの大型船は、小笠原諸島へ向かい、19tクラスの船は、九州へ向かって出航します。
高知県黒潮町佐賀でラストのカツオ漁船が、鹿島神社大祭の次の日に出航しました。

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旅立ちに相応しい、演歌を大音量で流し、出発の準備をしています。
1月から9月まで出航し、帰ってきてすぐまた出航し、38年の夫婦生活を凝縮したら、一緒に過ごせた時間は1年位かも?と思い返す人もいました。

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漁師は大変キツイ仕事で、寝るスペースは長椅子くらいだそうです。
ご飯はしゃがんでカッ食らい、雨の日もカッパを着たまま、ご飯に雨が入っても気にせず、魚がきたら、ご飯を途中で放り投げて漁をします。
船の中での集団生活は、我先にではなく、仲間と協力しながら助け合って過ごしていかなければやっていけません。

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見送りにきた人々は、船とつながるテープを持って見守っています。
漁師さんの身内は、今朝、家で航海安全と大漁祈願のお祈りをしてきました。
漁師さんが出航する日が近づくにつれ無口になっていき、出航前にはいつも泣いていたというお嫁さんもいました。
漁は命がけの仕事なので、出航前に奥さんに泣かれるのが一番辛かったと、最後の漁に出た時に、旦那さんに言われたそうです。

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いよいよ旅立ちです。
船頭のお嫁さんは、船員さんやその家族を預かっているので、責任重大で泣く余裕もなかったそうです。
漁の最中に魚の釣れ具合が悪かったら、指定された神社へお参りに行くのも、お嫁さんの役目です。
漁から帰ってきたら、船員さんの宴会やご飯の支度など、面倒を見なくてはなりません。

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陸に残された漁師のお嫁さんも、一人で家を守り、子育てをしていかなければならないので、地域の人達の協力も必要で、ご近所さんとは、絆が強いそうです。

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漁師は、自然相手なので直感力と、細部まで見る視力と、釣る力と、魚を卸す経営面での頭の良さも必要だそうです。
一番才覚のある漁師が、船の舳先にたって、魚を釣るそうです。

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漁の神様のいる鹿島山の横を通りすぎ、船が沖へ出ていきました。
漁師のお嫁さんは、生まれ変わることができたら、次は男に生まれて、漁師になりたいと言っていました。
海にはロマンがあるそうです。

鹿島神社大祭

漁師のメインのお祭りといえば、鹿島神社大祭です。
春にカツオの一本釣り船が出航する前は、必ず鹿島神社へお参りに行き、正月の元旦は、船頭さんがお参りに行く神社です。

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漁師町の向かい側のポッコリ浮かぶ無人島に、鹿島神宮があります。
そこには、海上安全と大漁祈願のタケミカヅチノミコトが祀られています。
鹿島神宮は他の地域にもあり、各地の漁師の神様で、もとは茨城の鹿島神宮から来たそうです。

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3月3日は、鹿島神社大祭の前夜祭、宵宮祭が夜にあります。
その日は、朝から土佐佐賀地区の女性部が集まり、お餅を沢山つくりました。
今は、各家庭にある餅つきの機械を持寄り、餅をつきますが、昔は、杵とウスで餅米をついていたので、大変だったそうです。

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餅作りなど手伝ってくれた人々に、お祭り用の鯛飯や鰹タタキの昼食が振舞われました。
お祭り当日には、おみこしや鼓踊りをしてくれた人々にも、同じ昼食を用意します。
埼玉大学のインターンシップの学生さん達も、お祭りの手伝いをしてくれました。
10名程の学生さんが漁家民泊し、お祭りでは、おみこしをかつぎ、夜はサワチ料理を囲んだりと、楽しんでいる様子でした。

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黒潮一番館の前には、港柱神社・海津見神社・轟神社の3つの神様が祀られている神社があります。
こちらは、漁師さんの日常の神社のようなところで、船頭さんや宮総代が宵宮祭の夕方に集まり、お祈りをしました。

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鼓踊りをする子供達が、御祓いをしてもらっています。

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宵宮祭の鹿島さんへのお祈りが終わった後、黒潮一番館の広場で鼓踊りがありました。

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夜も明け、3月4日は鹿島神社大祭です。
鹿島神社へ御神体をとりにいき、おみこしの中へ入れました。
鹿島山の向かいにある黒潮一番館広場の御旅所より、おみこしが出発していきました。
男女別にわかれた、男みこしと女みこしが、街にある恵比須神社へ向かって土佐佐賀の街を練り歩きます。

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おみこしが帰ってくるのを待つ間、鼓踊りの子供達が準備をしています。

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おみこしが、横浜方面の御旅所まで行き、再度、黒潮一番館広場の御旅所へ帰ってきました。
おみこしは、走ったり揺らしたりしながら、激しい押し戻しで帰ってきます。
神様は、力強いのがお好みだそうです。

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おみこしを間近で見ると、神社の建物のミニチュアのような造りでした。

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おみこしを御旅所へおさめ、鼓踊りがはじまりました。

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鼓踊りの後、お祭り用の昼食をとってもらい、その後、おみこしは大入りへ向かいました。

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その間、宵宮祭で拝んだ神社で、氏子入りがありました。
生まれて1年以内の赤ちゃんを拝んでもらうそうです。

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近所の恵比須神社で、神様をおみこしからおろす、大入りが行われました。
この時に、おみこしを一番激しく揺さぶり、テンションをあげます。

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大入りが終わり、御神体が船に乗って鹿島神社へ帰る頃、船のパレードも行われました。
漁の船が大漁旗をなびかせて、鹿島山付近を回遊します。

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前日に作った餅で、餅なげも行われました。
この餅は、お賽銭で賄われているそうです。

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別の場所で、子供用の餅なげもありました。お菓子もなげます。

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遠くから、鹿島山にある鹿島神社の鳥居が見えました。
無人島にある鹿島神社へは、船に乗らないと行けず、昭和40年代までは、女性は絶対に入ってはいけない島でした。
女性が島に入ると、夏にヒョウが降るなどの災いがもたらされるとの言伝えがあったそうです。
自然相手の漁は、神様とは切っても切れない関係で、漁師さんの家族は、陸で待っている間、お参りをする風習があり、航海の無事を祈ります。
色々な場所に神社のある土佐佐賀の町は、パワースポットなのかもしれません。
プロフィール

猫カツオ

Author:猫カツオ
日本一のカツオの産地、高知県黒潮町土佐佐賀の漁港の近くで暮らしています。
海の潮騒を聞きながら、のんびりと森林浴をしたり、極上の鮮魚を食べる優雅な日々を過ごしています。

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